郁文館中学3年第1学期期末試験英語の講評

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定期試験お疲れ様でした。

出来はいかがでしたか?

出来た方も、できなかった方も、大切なのは今回の試験で学習したことを今後に生かすことです。

自身が分からなかったところを明確にすることが生徒諸君がすべきことです。

再三申し上げてきたように、学校の定期試験の成績で一喜一憂したりするのは愚かなことです。

今回は郁文館中学3年生の英語(特進クラス)の講評をしていこうと思います。

 

設問形式

以下のような形式で出題されていました。

【問題1】長文問題

【問題2】並べ替え問題

【問題3】和文英訳(不定詞または関係代名詞を用いて)

【問題4】1~11は、日本語に合うように空所に適語を入れる問題。

12~20は、上下の文がほぼ同内容になるよう空所に適語を入れる問題。

21~30は、空所に入れるべき語句を選択肢から選ぶ問題。

難易度

標準~やや難程度の問題だと思います。

試験時間の割には、合計71問解答しなければならないのでなかなかの分量です。

しかも、英文和訳が4問で、和文英訳が15問ありますので、反射的に解答をしなければなりません。

いかに常日頃から学習していることが身についているのかが問われる問題です。

とはいえ、若干多すぎるのではと思ってしまいます。

 

設問の特徴

それでは設問ごとに見ておきましょう。

【問題1】

この問題は[1]と[2]に分かれており、長文が2題出題されていました。

実質、問題2つ分であったといっていいでしょう。

出典は、New Treasureの本文です。

授業中に先生がおっしゃったことをしっかりメモしたりチェックすることができていたでしょうか?

[1]最初の問題ですが、昔話が題材でした。

問1は穴埋め問題でした。

(あ)は昔話ですから、始まりはOnce~(かつて)となることを分かっていてほしかったです。

(い)は前後の文をつなぐので、接続詞が入りますから、whenが正解です。

(う)は「若かったときは強くて機敏だった」(過去)と、「年老いて疲れ切っている」(現在)を対比していますので、but nowが正解です。

(え)も対比です。「普段はよく眠る」のに対し、「ある晩は夜中に目を覚ました」という流れです。

問2は和訳です。

①は関係代名詞のthatをきちんと理解しているのかを問う問題でした。先行詞が限定的だからthatが好まれることも確認していていただきたいです。

②は関係代名詞whoの理解を問う問題でした。

問3は、前後の文脈に合うように語句を並べ替える問題です。難関校の入試でよく見られる良問です。

不要な語句が含まれていることと、解答は並べ替えたもののみではなく「全文を書く」ことが要求されていることに注意です。

問4はthatの識別です。

thatの役割は指示代名詞(下線部③)、関係代名詞(下線部④)、接続詞(下線部⑤)、同格の役割があります。

文法用語なんかどうでもよいと思う方がいらっしゃいますが、最終的には文法用語も覚えておいてください。

問5は内容一致問題です。教科書を何度も読み直して、内容をきちんと把握しておくことが大切です。

[2]はメガネが題材でした。

問1は和訳問題でした。

⑥も関係代名詞の理解を問う問題でしたが、文の主語が非常に長かったことに注意してほしいです。

⑦接続詞Asの訳出(比較級があることに注意)、such as~の訳出がテーマです。

問2は、前後の文脈に合うように、語句を並べ替える問題でした。

[1]の問3のように、全文を書くことが要求されていました。

問題文はしっかり読みましょう。見落とすことは命取りになります。

(ウ)はin order to 不定詞(~するために)を理解しているかを問うていました。

(エ)はorder(ed) O to 不定詞(Oに~するように命じた)とin order to 不定詞を問うていました。orderedとorderが出てきてややこしかったでしょう。

問3は「レンズ」の起源を本文に即して日本語で詳しくまとめる問題でした。

その段落に書かれていること(前9世紀頃にイラク・エジプトで使われ始めた。→透明な石や結晶で作られ、火をおこすために利用された。→13世紀のイタリアでメガネ用レンズとして使用され始めた。→非常に高価ゆえに購入できたのは富裕層に限られた。)を要領よく解答欄に合うようにまとめましょう。

問4は「近眼の人用のメガネ」の「起源」と「特徴」の2つを日本語で説明することが要求されています。

要求を満たすように過不足ない答案を書いてください。

問5は「眼の中」の構造や仕組みを日本語で説明する問題でした。

一度授業では扱ったので、何となく内容は覚えていたかもしれませんが、おぼろげな所は容赦なく減点されると思いますのでしっかりと、理解して試験に臨んでください。

 

【問題2】

日本文に合うように(  )内の語句を並べ替え、3番目・6番目に来るものを記号で選ぶ問題でした。

1~3は関係代名詞を理解しているのかを問う問題で、4は形式主語構文(it is 形容詞 to不定詞)、5は疑問詞+to不定詞(how to「~の仕方」)を分かっているのかを出題していました。

難関の入試問題では頻出の問題です。

また、このくらいの並べ替えができないと高校英語で苦戦を強いられることになりますので、構造をよく理解してください。

 

【問題3】

この設問は和文英訳でした。ただし、「関係代名詞」か「不定詞」を用いるよう設問に指示が書かれていました。

15問もあるので以下に重要構文が身について、反射的に解答できるかがカギとなっています。

今回の試験範囲である関係代名詞と不定詞の表現を満遍なく聞いていました。

2、6は形式主語構文(it is 形容詞 to不定詞)がテーマです。

3,12は V O to不定詞がテーマです。

4はtoo …to 不定詞構文ですが、意味上の主語であるfor the studentsをつけることに注意。

8は形容詞 enough to不定詞構文です。やはり意味上の主語をつける必要があります。

13、15は関係代名詞thatが好まれる場合がテーマとなっています。

やや多めですが、できればスラスラと書けるようになっていただきたいと思います。

特に4と8は書き換え問題でも頻出ですから(so~that S can(not)で書き換える)押さえておいてほしい問題です。

 

【問題4】

この設問は実質3題分の設問だったといってよいでしょう。

1~11は、日本語に合うように空所に適語を入れる問題。

12~20は、上下の文がほぼ同内容になるよう空所に適語を入れる問題。

21~30は、空所に入れるべき語句を選択肢から選ぶ問題。

という構成になっていました。

1~11

私はこのくらいの問題であれば完答することが望ましいと思いますし、是非とも完答していただきたいです。

問題集に出てくる典型的な問題です。反復演習をしてください。

4はIt is very kind of you to carry my bag.となりますが、なぜofになるのかをきちんと説明できるようにしてくださいね。

 

12~20

これはなかなか難しいかもしれません。

難関高校入試にはよく出題される形式の問題ですが、慣れていないと解けないものも出てくるでしょう。

11のfamous actress(有名な女優)を、an actress whose name is well known(名前がよく知られている女優)という風に書き換える発想はできたでしょうか?

12は直接話法を間接話法に書き換える問題です。not to 不定詞にすることがポイントです。

15、18は、問題3-4,8で述べた書き換えとなっていました。(so~that S can(not)で書き換える)

21~30

よく問題集でみられる4択問題です。これも願わくば全問正解をしてほしいと思います。

 

定期試験で良い点数を得るために

□定期試験2週間前には試験範囲を1周し、試験前には3周以上はしている

□教科書を1度は訳出して、CDを聞きながら最低5回は音読している

□問題集はバツが無くなるまで繰り返し解きなおしている

□文法の4択問題でなぜ他の選択肢が不適切なのかをきちんと説明できる

□教科書の本文の内容をきちんと覚え、指示語の内容や段落の趣旨、論理関係を説明できる

 

各項目は要求する水準が若干高すぎるかもしれませんが、これをできるようになっていただきたいです。

試験前にまとめて一気にということはもはや無理です。

語学は毎日コツコツと、実際使ってみて身体に染み込ませるように学習してみてください。

まとめ

定期試験は学校で学習した特定の範囲をしっかり学習するのに最適です。

今回であれば、関係代名詞と不定詞がイヤというほど出題されていますので、この試験で高得点が取れれば、この2項目はしっかり理解できていることになりましょう。

中高一貫校の皆さんは、恵まれています。

学校で使っている問題集や宿題も入試に直結していますので、是非とも活用してください。

定期試験でできなかったところを少しでも埋める努力をして、充実した夏をお過ごしください。

 

 

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木元 佑太朗

木元 佑太朗

東京大学文科1類入学、法学部卒業。 子供たちに自分の頭で考える習慣を身に着けさせることが理念。 科目を問わず入門・基礎から東大入試まで対応可能。 趣味は語学(英語、ドイツ語、フランス語)、ワイン、犬(柴犬・ゴールデンレトリバー)、古典芸能鑑賞、ランニング。

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