【3か月で間に合う!】私立中学生の高校受験について

私立中学生の高校受験
私立中学生向け高校受験コースのバナー
中だるみ私立中学校生対象塾「個別指導塾WAYS」では、高校に内部進学できない中高一貫校生向けの指導を行っております。
ただ、いきなり指導するわけではなく、最初に保護者・生徒にしっかりとお話をし、どのような指導・進路先がよいのかを模索していきます。

できることなら「内部進学」の方が何かと楽ですが、どうしても成績不良や諸事情により進学できない場合があります。
ギリギリまで内部進学できるように私立中学の定期テスト対策をし、それでもダメな時に「高校入試」が選択肢として挙がるケースが多いように思えます。

どんな私立中学校生が高校入試に向いているのか

どんな私立中学校生が高校入試に向いているのか

内部進学をするのではなく、高校入試で別の高校を目指す。
どんなことにも向き不向きがあるように、高校入試においても向き不向きがあります。
以下の2つの点を抑えていれば、「高校入試向きの私立中学生」と言えるでしょう。

高校入試向きの私立中学生とは、
①中学受験でがんばったが、中だるみをしてしまった
②11月から受験勉強に向けて時間の確保ができる

以下、その理由を説明していきたいと思います。

私立中学校生にとって高校受験は難しくない

私立中学校生にとって高校受験は難しくない

内部進学しない判断をしたとき、具体的に「高校入試」をどうするのか考えます。
ただ、保護者・生徒ともに
「高校入試は難しい」
という前提でお考えになっていることが多々見受けられます。

おそらく、以下のようにお考えなのかもしれません。
「中学入試<高校入試<大学入試の順番で難しくなる」

高校受験は決して難しくはありません

私立中学校生にとって、高校入試は非常に簡単なものです。
私立中学校生であれば、中学3年の11月から対策をしても、十分に間に合うのです。

公立中学生が高校入試を考え出すのは中学3年の10月

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出典:文部科学省「平成26年度「子供の学習費調査」の結果について 」

上記の画像を見ていただければわかるように、公立中学生は3年生になると塾にかける費用が一気に上がります。
しかし、中学3年4月から受験を意識するかというと、そんなことはありません。

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出典:【2013年度版】併願優遇を行う私立高校一覧【東京都高校入試】 | 進学塾メイツ講師ブログにおける、2015年4月-2016年3月の月別アクセス数

年間10万アクセスのある、「高校入試における私立併願まとめ」というブログ記事があるのですが、それのアクセス推移が上記の画像です。
受験意識の高い方が7月ごろから情報を得ようとアクセスします。
受験意識がそこまで高くない方でも、10月からアクセスが増えてきます。

7月と10月は、公立中学生にとって節目となる時期です。
「7月は1学期の成績が出るため、大まかな受験校が選べる」
「10月は2学期中間テストの結果が出るため、受験校が絞れる」

7月というのは受験8か月前、10月に至っては5か月前となります。
それでどうにかなってしまうのが高校入試なのです。

中学受験を思い出してください。いつから受験を意識しましたか?
早くて小学4年生、遅くても5年生ではないでしょうか。
また、大学受験を意識するのはいつごろでしょうか。
私立中学校であれば、早くて高校1年、遅くても2年までには進路を考えるはずです。

公立中学生の受験勉強時間は4か月程度

公立中学生の受験勉強時間は4か月程度

中学入試、大学入試と違って、高校入試では「内申点」と呼ばれるものがあります。
内申点とは、中学3年生の2学期までの中学校の成績によって決まります。
公立高校入試でも、市立高校入試でも、「内申点」が入試に大きく影響するのです。

その内申点がわからないうちは、志望校選びはなかなか難しいため、中学3年の1学期と2学期は学校のテスト対策が中心となります。

公立中学生が受験勉強ができるのは、学校のない夏休みと、内申点が決まる冬休み以降

夏休みで1か月強、冬休み以降で3か月弱、合計しても4か月程度しか受験勉強はしていないのです。

ちなみに、期テスト対策は、入試対策にはあまりなりません。
入試には出ないような問題の定期テストには出ますし、技術や美術などの副教科も内申点を決める要素となります。

私立中学校生は社会・理科で大きなアドバンテージ

私立中学校生は社会・理科で大きなアドバンテージ

「私立中学校で成績が悪いから高校入試を受けるわけで、内申点が悪いうちの子はレベルの低い高校しか受けられない…」
そのようにお考えかもしれませんが、そんなことはありません!
東京都の公立高校の入試問題ですが、制限時間50分でお子さんに解かせてみてください。

平成28年度都立高等学校入学者選抜 社会 学力検査問題
平成28年度都立高等学校入学者選抜 社会 解答用紙
平成28年度都立高等学校入学者選抜 社会 正答表
平成28年度都立高等学校入学者選抜 理科 学力検査問題
平成28年度都立高等学校入学者選抜 理科 解答用紙
平成28年度都立高等学校入学者選抜 理科 正答表
出典:東京都教育委員会|平成28年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答表等

いかがだったでしょうか。
中学入試で社会・理科を勉強した私立中学校生にとっては、決して難しいと感じる問題ではないはずです。
それもそのはず、公立高校入試の理科・社会は、公立中学校で学んだ範囲でしか出題されないため、レベルが高くないのです。

この問題の平均点及び点数分布は以下のようになります。
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出典:平成28年度 東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査 報告書

社会・理科において、ライバルよりも1問多く解けると、5.6~7点分の内申点に相当します。
10点多く取ると、1.4倍して14点分となるのです。

私立中学校生は社会・理科で内申点をカバーできる

このような戦略を取ることができるのです。

中学入試を突破した基礎学力なら11月からでも合格点に!

中学入試を突破した基礎学力なら11月からでも合格点に!

高校入試は基本的に「公立小学校、公立中学校で学んだ内容」から出題されます。
多少ひねった問題もありますが、中学入試よりも素直な問題が多いです。
「才能」よりも「正しい努力」が実を結ぶ試験だと言えます。

3年前にあの難しい中学入試を突破した「勉強量」を考えると、11月からたった3か月の勉強なんて、簡単に乗り越えられます。
中学入試で培った集中力や基礎学力を駆使し、正しい努力を3か月行えば、きっとうまくいくはずです。

きっと「なーんだ、高校入試なんてこんなもんか」と、高校1年生の春に笑って話していることでしょう。

とりあえず模試を受けてみましょう

とりあえず模試を受けてみましょう

高校入試をする気があるなら、すぐにでも「Vもぎ」や「W模擬」、埼玉であれば「北辰テスト」を受けてみましょう。
Vもぎ http://www.shinken.co.jp/test/
W模擬 https://www.schoolguide.ne.jp/html/01w_mogi/wmogi_t_index.html
北辰テスト http://www.hokushin-t.jp/

ウェブ上でも申し込みもできます。

これらのテストは、お子さんの学力・進学可能高校を教えてくれます。
客観的にどんな高校になら進学可能か、今の時点での学力がわかることで、作戦を立てることが容易になるからです。

また、私立高校によっては、模試の結果(基本的に3教科)が良ければそれだけで合格を約束してくれる学校もあります。
私立学校の個別説明会に参加し、高校の先生にお子さんの状況をお伝えしてみてください。

11月からの具体的な勉強法

11月からの具体的な勉強法

模試を受けて、志望校を決めたら、過去問を購入して解いてみましょう。

平均点も書いてあるので、合格まであと何点足りないのかよくわかります。

足りないところを埋め、弱点補強がおわったら、また過去問を解いてみる

ひたすらこれを繰り返し、本番に備えましょう。

私立中学校生のための高校入試対策で役に立つ参考書

を列挙していきたいと思います。

問題演習用おススメ参考書


英語・数学・国語は、志望校ごとにレベルを変えて取り組むのがよいでしょう。
偏差値60,65,70それぞれの良問がテスト形式に掲載されています。
テスト形式で解いてもいいですし、苦手な問題だけピックアップして解くのもいいでしょう。


理科・社会は入試問題に触れることが一番対策となります。
過去問題だけでは数や問題の鮮度(古い問題だと指導要領からずれてる)に限界があります。
全国の入試問題の中から、分野ごとにピックアップされているので、おすすめです。

理科の弱点補強用おすすめ参考書


過去問の解き直しに参考にしながら使ってみると、非常に勉強になる参考書です。
苦手な分野であれば、一通りこの参考書で勉強し、過去問を解いてみるのが良いでしょう。

高校入試スケジュールまとめ

高校入試スケジュールまとめ

高校入試を考えたら

高校入試を考えたら

高校入試を検討した場合、早い段階で中学校の先生に相談してみましょう。

“ギリギリまで申し出たくないとのお考えのようですが、お気持ちは分かります。(中略)担当教師に記入を依頼しなければならない書類があるはずです。これがまたなかなか大変な仕事で時間がかかります。また校長印も必要ですから、頼んだからと言ってすぐに上がるものではありません。間に合わないものは間に合わない、と突っぱねた経験が私にもあります。いずれにしても、中学の先生方への感謝の気持ちを忘れないでいただけたらと思います。普通ならしないでいい大仕事、それもいい加減な気持ちで書けるものではない重要書類を1人につき何枚も(コピーはたいてい不可なのですべて手書き)書かねばならず、そのために調べなくてはならない資料もたくさんあります。もちろんお仕事なのですからやって当然なのですが。”

出典:ヤフー知恵袋|一貫校中学部から外部高校を受験する

中学3年の夏休み

中学3年の夏休み

高校入試を視野に入れているのであれば、高校説明会などに参加してみましょう。
通っている学校のことしか知らないわけですから、いろいろな高校を知り、情報を得ることは選択肢を増やすために必要なことです。
首都圏の高校が合同で説明会をしていることもあるので、そういったものに参加するのもよいでしょう。

夏休み明けから2学期期末テストまで

2学期テスト休みから1月下旬まで

学校の定期テスト対策を中心に勉強をするのがよいでしょう。
内部進学の道があるなら、学校の対策は必要です。
外部進学であっても、内申点のために必要ですから、手を抜くわけにはいきません。
また、時間があるときに模試を受けましょう。
模試の結果が良ければ、その結果だけで合格できる可能性もあります。

2学期テスト休みから1月下旬まで

2学期テスト休みから1月下旬まで

志望校を最終決定するのは1月下旬です。
それまでにいろいろな高校を調べたり、問題を解いて合格できる実力をつけたり、と最終決定に向けてバタバタすることになります。
その際に、夏休みで高校について情報があり、模試で客観的な実力が見えると、決定がしやすくなります。

願書を提出した後

願書を提出した後

ひたすら弱点補強と過去問研究を繰り返す時期です。

以上のような流れとなります。

最後に

私立中学校生の高校入試について、情報が少ないために心配される方が多いと思います。
ただ、これまで培ってきた基礎学力はウソをつきません。
正しい情報を得て、正しい努力をすれば、きっとお子さんにぴったりの高校に合格することはできるはずです。
微力ながらこのブログが皆様のお役に立てることを願っております。

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遠藤尚範

遠藤尚範

一浪後、都立高校から東大模試数学全国上位、早大模試数学全国1位、英語・数学・物理・化学は偏差値70以上を叩き出す。青山学院大学付属高校、成蹊大学付属高校などの大学附属高校や、新宿高校、大泉高校などの公立トップ校に合格させた実績を持つ。中だるみしてしまった中高一貫校生の基礎学力を土台に、外部受験の成功に向けてオーダーメイドのカリキュラムを立てることに定評がある。

コース紹介 中高一貫校生・高校生対象

中だるみ中高一貫校生の英語の数学定期テスト対策コース 高校生定期テスト対策コース

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2016年10月24日