堤流!英語評論文の読解のススメ1

英語において、単語力や英文法の基礎力があるにも関わらず、長文読解が全くもってできないという人がいます。英語の長文の理解は理解の仕方さえわかればそれほど難しいことではありません。

今回から数回の間、評論文の読み方を書いていきたいと思います。例として今回はパッと読解するための簡単なやり方とダメなやり方を説明します。

評論文とは

評論文とは、「筆者があるテーマに対して意見を述べる」文章形態です。

テーマは多種多様で、「美味しいケーキとは何か」から、「宇宙の始まり」まで、割と何でもありですが、大学受験においてお約束のように選ばれるテーマも存在します。所謂鉄板ネタというやつです。

評論文は字の如く「何かを評する論文」なので、文章が論理的に展開されます。そこが物語文や会話文と大きく異るところです

その為、文章の論理構成を理解すると、文章のどこら辺が一般論で、どこからが作者の意見か、などを素早く把握することが可能となります。

具体的な評論文の文章論理展開の具体例については次回以降に書いていきたいと思います。

英語評論文読解の進め方

1:評論文のテーマやキーワードを探す

2:上から下に重要そうな単語をチェックし、文章の構造を掴む(読まない。見るだけ)

3:流れを理解した後、必要なところを読む

以上です。大体これだけで大丈夫です。

1:評論文のテーマやキーワードを探す

1について:評論文を読む時、一番最初に行うべきことは評論文の「テーマ」が何であるかを知ることです。
何が主題であるか分からないまま読むのは非常に効率が悪いです。何について語られているかを知りましょう。

2:上から下に重要そうな単語をチェックし、文章の構造を掴む

2について:テーマが分かったら文章を読み進める前に文章の論理的な流れを理解しましょう。
主題に対して文章全体がどのような論理構成になっているかを把握しましょう。

具体的例を挙げると
・主題の重要性が何処ら辺に書かれているのか
・考え方、肯定、否定の文章がどこにあり、その核となる語は何か。
・パラグラフ内、パラグラフ間における文章構成はどうなっているか。
・まとめが何処に書かれており、どのような意見でありそうか。
などです。

論理構成というのは、例えば「かつては~~が正しいと信じられていた」などという文章があったら普通、「今は正しくないと思われているんだろうな」という推測をするはずです。その為 many people believed that~ などという文章があった場合、即座にそれを否定するような文章が先にあるだろうと推測し、それに該当する文章を探し、重要な語句を抜き出せば、簡単に論理構成が理解できます。
これは次回、実際の長文を挙げて説明していきたいと思います。

3:流れを理解した後、必要なところを読む

3について:読書というのは、必要な情報をいかに拾い上げるかが大切です。

論理構成などを把握した際に、話の流れとして自明であるためにそもそも読む必要すらない箇所なども出てくるでしょう。
その為、まじめに読むところは、自分が読むに値すると思ったところだけでいいです。
このさじ加減も、次回に実際の英文を用いてみます。

読む際はきれいな日本語に直さず、そのままの流れで理解していく
当然、この「読む」という作業も一々きれいな日本語に訳する必要は全くありません。左から右にそのまま読んでいけばいいでしょう。
例えとして以下に例文をあげます。

I think that it is important that you should read the English passage more naturally from the left hand to the right hand without feeling any stress in order to understand quickly

上の文は私が英文解釈の授業を受けた先生が書いた文章(のうろ覚え)です。オリジナルではありません。
この文章を仮に和訳すると以下のようになるでしょう。

「私は、英語を早く読むためにストレスを感じることなく左から右により自然に文章を読むことが重要だと思います。」

このように、一般的に「読める日本語訳」を作るためには文章を右に左に右往左往して読むのは時間がもったいないです。
当たり前ですが、外国人が英語の文章を読むときはこのような無駄な動きはしません。左から右に進んでいくだけです。
なので、我々が文章の意味を取る時も、同様に左から右に理解していったほうが文章の意味をとる時間が短縮できます。左から右にそのまま読むと以下のようになります。

「私が思うのは、重要なのはあなたが読むのは英語の文章をより自然に、左から右に、ストレスを感じることなくすることである、そうすれば早く理解できるでしょ。」
こう読んでも意味はきちんと取れるはずです。きちんと意味が取れるならば、そのまま読んだほうが圧倒的に早いです。

長文読解の際に不必要なこと

今までは、英語評論文を素早く理解するための方法を幾つか挙げました。ここからは、不必要なことを挙げたいと思います。

和訳

上に書いたとおり、読解を目的とした場合、和訳は全くもって不必要な作業です。英文を和訳する必要があるのは、問題で和訳が要求されている時だけ構いません。

特に学校の英語の授業では、文章を全て和訳するため、それに習い全文和訳しようとする人がいます。はっきり言って時間の無駄です。直ぐに止めましょう。

英語の文章を頑張って全て日本語の文章に和訳したらどうなるでしょう。国語の文章問題に変わるだけです。

文章読解力がない人が頑張って全文和訳しても、英語の長文読解が日本語の長文読解に変わるだけで、読解しなければいけない面倒は何も変わりません。

わからない文章があった場合、分かるまで何度も読み込む

和訳に続き、無意味なことの筆頭が「意味が取れない文章が分かるまで、同じ所を何回も読み込む」という作業です。

最終文でないかぎり、文章には続きがあります。その文章を読んで、意味がわからないことがあった場合、疑うべきは後ろに答えが書いてあるのではないかということです。

「分からない」場合、何がわからないのかを自分の中に明確にして、その答えが先の文章にあることを期待して読み進めるべきです。
文書とは、前後の繋がりがあって意味を成すものです。

一部分だけ読んでも意味がわからないのは不思議でも何でもありません。木を見て森を見ずとはこのことです。
必要なのは、全体の理解→詳細の理解です。

文章全体を俯瞰した後、段落などの大きな文章の塊毎で何を主張しているのか把握し、最後に(必要に応じて)1文毎の理解に移ればいいです。

まとめ

今回は英語評論文の読み方をいくつか挙げました。

挙げたものは抽象的なものが多いですし、今回書いていないものも数多く存在します。

今回上げたものの具体例、書いていないものなどは次回以降から始まる実践編で少しづつ紹介していければと思います。

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堤健之

堤健之

個別指導塾WAYS 吉祥寺教室 室長 教育で感銘をうけた言葉は山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」

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2016年05月10日