お悩み相談!失敗しない志望校の選び方とは?


皆さん、こんばんは!!

相も変わらず寒い日が続いていますね!

春はもうそこまで来ていますよ!!じっくり、穏やかな日々の訪れを待ちましょう!

さて、今回は、保護者の方々と面談をして多かった悩みを解消していきましょう。

それは、「今の成績でも志望校に受かりますか?」というご質問でした。

学校の保護者会などで難関大学に進学した卒業生の模試や定期試験の成績分布を見て、「うちの子はまだ水準に達していないなあ…大丈夫かな?」、というように不安になってしまう保護者様が多くいらっしゃるようです。

非常にそのお気持ちは分かります。過去のデータより下回っていたら、不安に思われるのは至極当然です。

また、「模試で恐ろしい得点を取ってしまった」、「模試の成績が悪いからどうしよう」といったご質問もありました。

ご質問①「うちの子はまだ水準に達していないなあ…大丈夫かな?」と、ご質問②「模試の成績が悪くて、どうしましょう」を考察していきましょう。

ご質問①に対する私なりの解答

諦める必要など全くない

お子様が志望する学校に進学した卒業生と同じくらいの成績を取っているのであれば、その志望校に合格する確率は確かに高いと思います。

しかし、それよりも低い成績であるからといって、希望が全くないのかといえば、そんなことはありません。

所詮は過去のデータに過ぎず、実際やってみなければわからないというのが実情です。

それゆえ、模試や定期試験の成績を見て、今のお子様の学力を冷静に分析したうえで、抜けている部分や理解が怪しい部分を埋めるといった正しい努力さえすれば全然間に合います。

過去のデータに縛られる必要なんてありませんし、簡単に諦めてはいけません。

中学生の段階で成績が良くても、高校入学時に落ちぶれてしまうお子様もいますし、それとは対照的に中学時代の成績があまり良くなくても、高校時代に挽回するお子様もいます。

油断せず、日々努力をすること!

この一言に尽きます!!

遅れはいくらでも取り戻せる

幸い、ご質問をいただいた保護者様のお子様は今度高校に進学するので、まだまだ十分時間があります。

遅れなんて、取り戻すことは可能です。

仮に、学校側から「この成績では志望校に合格することは厳しいので、諦めたらいかがでしょうか。」と言われて、それでも諦めきれないのであれば

可能性が0ではない限りは、自分が前例を作ってやる!!くらいの意気込みを見せていただきたいです。

焦らずに、教科書をはじめとしたお子様にとって使いやすい教材を題材に、そこで書かれていることをしっかり理解してください。

目次で項目を見ただけで「こんなことが書いてあったな」と思い出せるくらいにまで、「じゃあ、今から授業してくれ」と言われたときにきちんと授業できるくらいにまで徹底的に理解をしてください。

基礎に粗があるうちは、応用事項の定着も難しいです。

実際に、「解法暗記にとどまり、教科書の内容理解がまだ不十分なため、答案に粗がある」という入試の採点者の意見も多々あります。

勉強の方法としては、1回目は素早く大雑把に内容を把握し、2回目は少しゆっくり、3回目は咀嚼するように、丁寧な学習をするようにしましょう。

 

ご質問②に対する私なりの解答

模試と定期試験は違うことを意識すること

「うちの子供は模試で点数が取れない」というお悩みを持っていらっしゃる保護者様も多いです。

それはそうです。今まで定期試験を何とかするための勉強をしてきたのですから。

定期試験と模試は目的が異なります。

定期試験は、学校で学習した特定の範囲が身についているのかを判定するためのものですが、模試は入学試験のための実戦練習するためのものです。

模試は入試を意識せざるを得ないよう、難易度も問題も実戦的になっています。

しかも模試において、範囲はランダムに出題、もしくは複数の分野を融合して出題されます。

定期試験でやっとそれなりの得点が取れるようになっただけでは、到底太刀打ちできません。

普段している勉強は定期試験でよい得点を取ることを目標としている勉強なのですから、模試で点数が取れないのは仕方がないです。

どうすればいい点数が取れるか

何よりも定期試験でいい点数を毎回取るように努めてください。

そうではないと、模試で高得点なんて夢のまた夢です。

ある程度の得点(7~8割)を安定して取れるようになったら、ちょっと背伸びして、入試問題集の基礎~標準程度のものを購入し、やってみてください。

(いたずらに難問には手を出さないことが大切です。この段階では有害なだけです。また、難問で合否が決まることはありません。大半の受験生が取れる問題を落とさないことが合格への近道。)

全く歯が立たないということはないはずです。

むしろ「解説を読めばわかるけれどな~」、「あとちょっとなのに~」のような状態になっております。

自分よりちょっと上のレベルの問題に接して克服していく。この時こそが一番学力が身につく時です。

模試で一喜一憂しても仕方がない

テストというのは、結局は自分の実力を判断するためのツールです。

個々人の志望する学校に入るためには、あとどのくらいの得点が必要で、自分にはどのようなところが足りないのか、そのためにはどうすればよいのかといった課題を見出すための手段であって目的ではありません。

そこを履き違えないでください。

確かに模試でいい得点を取れれば自信にもつながりますし、ある種の精神安定剤にもなるでしょう。

しかしながら、D判定やE判定(合格率20%未満)で逆転合格できる子もいれば、A判定(合格率80%以上)で落ちる人だってやはりいます。

(私個人のことで大変恐縮ですが、たとえ模試の判定がAであろうが、志望学部内順位1位を取ろうが、不安なものは不安でした。)

したがって、模試の成績が悪いからと言って「ワ~」、「ギャ~」などと騒ぐ必要なんてありません。ただ体力を消耗するだけです。

その分冷静に自己分析をしてください。

そして、入試前日まで、自分の足りないところを1つ1つしっかり補う。ただそれだけです。

冷静に構え、入試前日までアタマを鍛えてください。

おわりに

学習ルールにもあるように「音読」は有益である

生徒諸君は日々勉強を頑張っていると思いますが、私もスキルアップへの意欲と興味関心の幅が広まったのもあり、色々な活動もしつつ、検定試験や資格試験の勉強および受験にも励んでいます。

日々試験勉強に追われているという点で、生徒諸君と同じ境遇だと思いますし、共感できることが多々あります。

私もその際にこの塾の学習ルールを実践しております。

というよりも、そもそもここの勉強法は多少の違いがあれども私がこれまで実践してきた勉強法そのものです。

おかげさまで、何個か合格したものもあります。自分が実践・指導してきた学習方法は間違ってはなかったという自信にもつながりました。

ここの学習ルールにおいて、特に生徒諸君におすすめしたいのは音読です。

私自身も中高時代、英語の学習の際には、CDを聞きながら、それを追い読みしていきました。

そのことによって、英文は暗記できるため文法は身につき、英作文にも利用ができ、何回も単語を見ているので綴りも正確に書け、リスニングには役立つは個人的には最高の勉強だったなと実感しています。

私は現在もフランス語とドイツ語もやっていますが、やはり英語同様に音読を行っています。

音読は非常に素晴らしいです。視覚、聴覚などを駆使して取り組むと効果が倍増します。

そのようにすれば、単語も名詞の姓も、例文もしっかり覚えられます。(フランス語とドイツ語は名詞に性があります。「太陽」がフランス語ではle soleilと男性名詞なのに、ドイツ語ではdie Sonneと女性名詞なんて厄介ですね。このように少々面倒なところもありますが、それも語学の醍醐味でしょう。)

成績を上げるには「読解力」が不可欠

資格試験も検定試験も、試験である以上、学校で勉強したことや試験勉強で学んだ姿勢が大いに役立ちます。

今後見知らぬ事項や分野に出会い、それを吸収して、自分のものにするためには読解力が必要です。

いかなる試験であろうと合格するためには、書物に書かれていることを正しく読み取り、理解しなければなりません。

その地盤を学生のうちに形成すれば今後の人生で新たなことを吸収するうえで有益です。

学習の際にはスピードも大切ですが、じっくりと内容を読み取り、理解するという姿勢もきちんと取り入れてくださいね!

今学期も皆さんの学校生活が素敵なものとなるよう心より祈っております!!

投稿者プロフィール

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木元 佑太朗
東京大学文科1類入学、法学部卒業。
子供たちに自分の頭で考える習慣を身に着けさせることが理念。
科目を問わず入門・基礎から東大入試まで対応可能。
趣味は語学(英語、ドイツ語、フランス語)、ワイン、犬(柴犬・ゴールデンレトリバー)、古典芸能鑑賞、ランニング。

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