読めば必ず点数アップ!英語「分詞構文解説」


皆さんこんにちは。
皆さんは接続詞と主語を消した「分詞構文」という文法を聞いた事があるかと思います。
今回は英語の中でも超メジャー級に有名、かつ重要な「分詞構文」に関する話をしたいと思います。

分詞構文のポイントってなんだっけ?

この分詞構文を作る際のポイントの1つは「分詞部分の主語が、主節の主語と同じ場合は、主語を省略する」という点です。
例えば

例 When I came home, I was tired.

この文はwhen節と主節の主語が同じです。したがって主語を省略して動詞を分詞にできます。

例 Coming home, I was tired.

これが分詞構文の「基本的な型」なのですが、ごくまれにこのルールにそぐわない分詞構文に出会うことがあります。

つまり主語が「違う」のに省略されている分詞構文があるんです。

 

懸垂分詞構文とは?

これを「懸垂分詞構文」といってもちろん文法的には「誤り(非文)」

 

例 When I open the door, the cat jumped in.
× Opening the door, the cat jumped in.

 

この文はopenの前のIが省略されていますが、主節の主語がthe catですので、本来Iは省略できないはずなのです。

 

例 Driving to Chicago that night, a sudden thought struck me.
「ゆうべシカゴへ車を走らせているとき、ふとある考えが浮かんだ」

この文はDrivingの前に主語がありませんよね。それは主節の主語と「同じ」ことを意味していますから、driveの主語はa sudden thought ということになります。

「ある考えが運転する」訳ないじゃないですか。

 

ところがこの「懸垂分詞構文」、実際には文学作品なんかでよく見られるんです。ですからついこういう表現も「アリ」って思ってしまうんですよね。

 

例 Walking down the boardwalk, a tall building came into view.
「遊歩道を歩いていると、高いビルが見えてきた」 (Quirk et al: 1985

 

結論から言いますがこの「懸垂分詞構文」はもちろん英作文等では使わないのが無難です(といいますか分詞構文自体を英作文に使うのはなるべくなら避けましょう)。

 

ただし次の場合は使っても大丈夫です。

 

懸垂分詞構文を使ってもいい状況とは

慣用的に懸垂分詞構文を使うのはokなんです。つまり熟語表現ですね。

以下は懸垂分詞を使った慣用表現で、一般人称の省略と考えてくれて大丈夫です。

 

【慣用的懸垂分詞構文】

  • Judging from 「~判断すると」

Judging from his expression,he must be sad.
 「表情から判断すると、彼は悲しいに違いない」

  • Strictly/Frankly/Roughly/Generally/Practically speaking,
    「厳密に/率直に/大雑把に/一般的に/現実的に言って」

Strictly speaking, he is right.
 「厳密に言って、彼の言うことは正しい」

  • Talking / Speaking of 「~と言うと」

Talking of music, I like electronic music.
 「音楽に関して言うと、私は電子音楽が好きだ」

  • Considering 「~を考えると」

例 Considering his age, he did well.
「年齢を考えれば、彼はよくやった」

この文は一般人のyouがconsiderの主語と考えられます。

 

前の文全体を指す分詞構文?

さらに懸垂分詞構文の一種として「前の文全体を主語にする」ingがあります。

 

例 He remained silent, making her angry.
「彼は黙っていたが、そのことで彼女は腹を立てた」

 

このmaking主語はHeではありません。makeの主語はHe remained silent全体です。

 

本日の問題

【問】次の文の間違いを指摘し正しい文に直しましょう。

(1)「窓から外を見ると、飛行機が飛んでいきました」
Looking out of the window, a plane was flying away.

(2)「あまり寒かったので、私たちは家の中にいました」
Being very cold, we stayed indoors.

 

【解説】
(1)「窓から外を見ると、飛行機が飛んでいきました」
Looking out of the window, a plane was flying away.

looking~と分詞構文が使われていますね。lookの主語がありませんから、主語は主節の主語と同じa planeということになります。

 

「飛行機が窓から外を見ると」って飛行機には「目」がありませんから外を見れません。

 

つまりこの文は「懸垂分詞構文」ということが分かり誤っている文とわかります。「窓から外を見ている」のは【一般人】ですのでここはwe / you / they を補い

<b>We(You / They)looking out of the window, a plane was flying away.</b>

としなければなりません。

(2)「あまり寒かったので、私たちは家の中にいました」
Being very cold, we stayed indoors.

この文はよくカン違いする問題です。

「あまりに寒い」のは【天気】であり私たちではありません。

ところがこの文はBeingで始まっていますので主語がない、つまり主語は主節と同じweということになります。

ところがこの文は「天気」が主語でなくてはなりません。

「天気」を表す文は一般的にItから文がスタートします。つまりこの文はItをbeingの前に付けなければいけませんね。

 

It being very cold, we stayed indoors.

 

となります。分かりましたでしょうか。

 

 

まとめ

 

今回はいかがだったでしょうか。この分詞構文はともすれば何でもing系にして表現すればよいと考えがちです。

ですが「主語が同じときに【のみ】主語が省略できる」という点を曖昧にしてしまうと「懸垂分詞構文」のような非文が出来上がってしまいますので、十分注意しましょう!

 

ではまた!

 

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2017年01月20日