五文型や品詞を馬鹿にしてはいけない。

馬鹿にされてもしょうがない。

英語の長文や文法問題が苦手な生徒によくある症状として、その最たるものが、「五文型」や「品詞」などを軽んじているというものがあります。
高校二年生の頃の自分を見ているようで、生徒に「五文型なんて理解してなんの意味があるの」や「この単語が副詞か形容詞か名詞か、なんて分類できても役に立たなそう」なんて言われるとドキッとしてしまいます。

結論から申し上げますと、五文型や品詞を理解しない限り、まともに英文を読めるようにはなりません。

例えばですが、長文を読んでいて、「文法事項も理解しているし、単語の意味も完璧に分かるはずなのに、なぜかこの文章を読むことができない」という症状に陥ることがありませんか?
それは文章の構造、すなわち五文型のどの型にあてはまるかを理解できてないからです。
私も「五文型や品詞なんてやる必要ないでしょう、馬鹿じゃないの」なんて思っていたので、やりたくなくなる気持ちも十分に理解できるのです。

今まで意味だけで覚えてきた中一レベルの単語から、それぞれの単語の品詞がそれぞれ何に当てはまるのか、そして何文型なら使える単語なのか、を一々理解していかなければならない。

苦行です。

こういったものを語法と言い、大体文法問題集の中にセットで収録されている場合が多いです。多くの生徒は受験直前までこれを軽んじます。

しかし、こうなってしまう人が続出してしまうのも、しょうがないといえばしょうがないのです。

日本の英語教育のスタートは、五文型を用いて文の構造を理解するのではなく、半ば例文を暗記させるところから始まります。

言ってしまえば「ノリで読んでいこう」から始まるわけです。

そして、「ノリで読んでいこう」が中3や高1まで続いて、いきなり英語教師に「中一の頃やったthis is a pen.って文章だけど、SVCの第二文型だからね、よろしくね。」なんて言われても、「いや、そんなの覚えなくても、これはペンです、って訳せるからね。勘弁してね。」ってなりますよね。私はなりました。

馬鹿にしている限り、英語力は伸びない。

さて、高校英語になると、例文暗記と文法事項の理解だけでは読めない英文がわんさか出てくるんです。
だからやらなくてはいけないんです。

どれがSでどれがVでどれがOでどれがCか、しっかり見分けなければなにがなんだか分からない、読めない文章がどんどん出てきます。
逆に言うと、しっかりと主語や動詞を見極められれば、読める文章がぐんと増える訳ですが。

それなら中一から五文型やれよと。そしたらつまずかねえよと。なんてカリキュラムで英語教えとんねんと。皆さん思いませんか。

ごもっともです。

ノリで教えるなんて言うことせずに、中一の最初の授業を五文型にしてくれてもいい気もします。

ただ一方で、ノリでやってない分、全く「英語に対する慣れ」がないままに五文型が始まってしまうのも、なにかしら欠点が見えなくもないんですよね。それはそれでやりづらそう。

つまり、五文型をどこのタイミングで教えるかっつーのは難しい話なんですよね。

ですから、中三や高一のタイミングで五文型をやる、となっている以上、それでやるしかない。その教育カリキュラムのなかで生きているのですから、それを受け入れましょう。

ぶっちゃけ、超重要です。

さて、単語の意味も文法事項も理解できているのに読めない問題ですが、それは文章の骨子、すなわち「何が何をしたのか」という部分を見抜けてないからです。
そして「何が何をしたのか」という部分がSVOCの要素そのものなのです。

そして、その要素になっていないものを「副詞」と呼びます。さらに、SVOCのどれがどれなのかを見抜くのにも、それぞれの単語が何詞なのか、という部分が重要になってくるのです。品詞と五文型は相互関係にあります。

どうでしょうか、皆さんがなぜ五文型や品詞が嫌いなのか、そして、どれだけ重要なのかがわかっていただければ光栄です。是非軽んじずに取り組んでみてください。

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小泉生

小泉生

個別指導塾WAYS 駒込教室 室長 小泉生 早稲田大学社会科学部卒。「教養は人生を楽しくする」をモットーに、日々生徒たちの学力向上に励んでいる。受験での経験を活かし、誰もが楽しく学習できる勉強法の確立を目指す。趣味はピアノ、絵を描くこと。

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2016年09月01日